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A・キリチェンコ氏が死去 旧KGB大佐 北方領土占領やシベリア抑留を批判

インタビューにこたえる元KGB大佐のアレクセイ・キリチェンコ氏(遠藤良介撮影)
インタビューにこたえる元KGB大佐のアレクセイ・キリチェンコ氏(遠藤良介撮影)

 旧ソ連の国家保安委員会(KGB)元大佐の立場から北方領土問題やシベリア抑留問題におけるソ連の対日政策は誤りだったと指摘していた歴史家のアレクセイ・キリチェンコ氏が25日、モスクワの病院で心不全のため死去した。82歳。家族が明らかにした。

 1936年、旧ソ連ベラルーシで生まれた。KGB防諜局で日本担当の責任者を務めたが、シベリア抑留の経緯などについて疑問を抱くようになり上層部と対立し、86年に大佐で退職。その後はロシア科学アカデミー東洋学研究所で諜報面に焦点を合わせて日ロ関係史の研究を続けた。

 第2次大戦後のソ連による日本軍将兵らの抑留はポツダム宣言やジュネーブ条約に違反すると主張。45年4月にソ連が日ソ中立条約破棄を通告した後も条約が有効だったにもかかわらず対日参戦や北方領土占領をしたのは国際法違反と著書「知られざる日露の二百年」などで指摘していた。(共同)

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