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あいちトリエンナーレへの補助金不交付へ 文化庁「申請手続きに不備」

あいちトリエンナーレ2019で一時展示された「平和の少女像」(右)=8月1日、名古屋市の愛知芸術文化センター
あいちトリエンナーレ2019で一時展示された「平和の少女像」(右)=8月1日、名古屋市の愛知芸術文化センター

 愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止になった問題で、文化庁は26日、補助金を交付しない方針を固めた。愛知県が文化庁に対し、安全面に対する懸念などを事前に申告しないなど、交付申請に不備があったと判断した。

 文化庁は4月、あいちトリエンナーレを「文化資源活用推進事業」とすることを内定し、補助金約7800万円を交付する予定だったが、全額交付しない見通しだ。

 文化庁関係者によれば、愛知県は不自由展の一部作品をめぐり、批判や抗議が殺到して事業が安全、円滑に運営できるかどうか懸念していたにもかかわらず、交付申請時に申告しなかった。文化庁関係者は産経新聞の取材に「審査する上で大事な内容であり不適切」と説明。具体的な展示内容以前に、手続き上の問題があったと明らかにした。

 文化庁では、あいちトリエンナーレを補助金交付事業に内定するにあたり、外部有識者が(1)各地域が誇る文化観光資源の創生や展開(2)国内外への戦略的広報の推進(3)文化による国家ブランディングの強化(4)観光インバウンドの拡充-といった事業目的を審査したが、愛知県の交付申請書には具体的な展示内容に関する記載はなかった。

 しかし、元慰安婦を象徴する「平和の少女像」や昭和天皇の肖像を燃やすような映像の展示に批判が高まったことなどを受け、交付が適切かどうか精査していた。

 この問題をめぐり、愛知県が設置した検証委員会は25日、中間報告を発表。政治性を帯びた作品が多いなど「欠陥があった」としつつも、「条件が整い次第、速やかに再開すべきだ」と提言している。

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