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はやぶさ2の小型ロボット、移動実験を中止 不具合復旧せず

小惑星探査機「はやぶさ2」による小型ロボットの投下計画を説明する吉田和哉東北大教授(左)=24日、東京都千代田区(草下健夫撮影)
小惑星探査機「はやぶさ2」による小型ロボットの投下計画を説明する吉田和哉東北大教授(左)=24日、東京都千代田区(草下健夫撮影)

 探査機「はやぶさ2」から小惑星「リュウグウ」に投下される小型ロボットについて、東北大などの開発チームが24日、都内で会見し、予定していた地表の移動実験を中止することを明らかにした。機体の不具合を修復できていないためで、計画を変更して重力の精密測定などを行う。

 小型ロボット「ミネルバ2-2」は東北大など5大学が開発した。平成26年の地球出発前に内部の情報処理系が起動できない不具合が判明し、現在も復旧できていない。

 重力が小さい小惑星での移動方法を実験するため、4種類の移動装置などを搭載したが、動作は絶望的という。電源が不要な山形大の装置だけ動作する可能性があるが、結果を確認できないとしている。

 このため開発チームは、リュウグウの重力の精密な測定と、小惑星を周回する技術の蓄積に目的を変更した。10月3日午前0~2時の間に投下する。

 開発責任者の吉田和哉東北大教授は会見で「残念で申し訳ない。事態の好転を期待するより、できないものはできないと考え、結果をゼロにしないことにした」と説明した。

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