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戦後京都を設計 あの建築家・富家宏泰の回顧展

「父は利用者目線で設計していた」と語る富家大器さん=府立京都学・歴彩館
「父は利用者目線で設計していた」と語る富家大器さん=府立京都学・歴彩館

 旧京都商工会議所ビルや京都第二赤十字病院、府立総合資料館(閉館)など京都を中心に数多くの近代建築物を手がけた建築家、富家宏泰(とみいえ・ひろやす)氏の生誕100年を記念した回顧展「戦後京都を設計した男」(主催・回顧展実行委員会)が京都市左京区の府立京都学・歴彩館の京都学ラウンジで開催されている。

 富家氏は京都大工学部建築学科を卒業、同大学院を修了した後の昭和27年、京都市内に建築事務所を設立。平成19年に亡くなるまでに生み出した建築物は2千以上といわれ、ジャンルは公共建築から芸術会館、大学、オフィスビルなど幅広い。

 今回、写真パネルを中心に紹介された100作品の多くが、デザイン的に奇をてらわない半面、モダンさを保ちつつ周囲の景観に溶け込んできたようなものばかり。このため写真をみては、ずっと身近にあった建物が富家作品と気付き、驚く入館者の姿も。

 会場を訪れていた富家氏の次男で四天王寺短大准教授の大器さんは「父は外見よりも利用者の使いやすさなどを重視していた。地味に映るかもしれないが、建物内にいてほっとするもの。これで多くの人をひきつけてきたのかもしれない」と話していた。

 入館無料。30日まで(23日は休館)。22日午後3時半からは、国際日本文化研究センターの井上章一教授のギャラリートークが行われる。先着順60人。

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