PR

ライフ ライフ

アート壁画に2度も「落書き」 五輪控え自治体対策

 こうした落書きは「グラフィティ」と呼ばれ、ラップやブレークダンスといった米国発祥のストリート文化の一つ。日本でも20年ほど前から流行り始めたが、行き過ぎた行為も問題となっている。

 昨年には文京区にある東京メトロの車両基地で、止めてあった車両の側面にスプレーで落書きされる被害が発生し、警視庁が器物損壊などの疑いでオーストラリア国籍の男を逮捕。今月に入っても渋谷区のイベントスペース内の壁に落書きをしたとしてアイルランド国籍の男らが逮捕された。

 小林教授は「落書きが1つあると2つ目以降は気軽な気持ちで描かれてしまう傾向にある。見つけたらすぐに消し、露出を少なくすることが重要だ」と話す。

×  ×

 開幕まで1年を切った東京五輪・パラリンピックを控え、自治体も対策に本腰を入れ始めている。

 足立区は今年1月から、落書きを見つけたら通報してもらう「落書き110番」を開設。担当者は「周囲の美観を損ねるだけでなく、放置すると地域の治安を悪化させる」と話す。六本木や西麻布などの繁華街を抱える港区では、平成29年度から落書きの除去に公費を投入。落書きを消すには専用の溶剤が必要なことが多く、昨年中に300件以上の申し込みがあった。今年度からは、落書きが繰り返される施設への防犯カメラの無償貸与も始めた。

 公園や店舗のシャッターなどへの落書き被害に悩む渋谷区も、「対策方法を検討中だが、五輪までには落書きをなくし、街をきれいにしたい」(担当者)としている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ