PR

ライフ ライフ

アート壁画に2度も「落書き」 五輪控え自治体対策

落書きがされた壁画=東京都目黒区(NPO法人「365ブンノイチ」提供)
落書きがされた壁画=東京都目黒区(NPO法人「365ブンノイチ」提供)
その他の写真を見る(1/2枚)

 東京・中目黒で8月以降、地元住民らが幹線道路沿いに描いた壁画が、スプレーのようなもので2度にわたり「落書き」される被害を受けた。落書きを消して描き直した後、再び落書きされるという悪質さで、関係者は警察に被害届を提出。東京都内の繁華街や住宅街ではこうした落書きが後を絶たず、来年に東京五輪・パラリンピックを控える中、自治体などは対策に乗り出した。(斎藤有美)

 被害を受けたのは、中目黒駅(目黒区)近くを走る駒沢通りの側壁の壁画。NHKのマスコットキャラクター「どーもくん」を手がけたアニメーション作家の合田経郎さんが考案した「縁の下の力持ち」を応援するキャラクター「エンノシターズ」が、長さ80メートルにわたり描かれている。

 都内を中心にアート活動を行うNPO法人「365ブンノイチ」が呼びかけ、今年3月から地元住民と一緒に制作を開始。7月に完成したが8月中旬、壁画の上にスプレーのようなもので文字のような模様が書かれているのが見つかった。

 同30日に消したものの、9月2日朝、再び同じ場所に同様の落書きがあるのが発見された。同NPOは警視庁目黒署に被害届を提出。7日に再び落書きを消す作業を行い、10人ほどで約5時間かけて描き直した。同署は器物損壊容疑で捜査しているが、犯人の特定には至っていない。

 被害を受けた壁画の周囲には東急東横線や東京メトロ日比谷線が通る高架下があり、壁画には「落書き防止」の意味合いもあった。中目黒商店街連合会の本橋健明会長(76)は「2度もやられるとは。壁画は地下鉄からも見える場所にある。(落書きは)絶対に止めてほしい」と憤る。

×  ×

 中目黒のケースと同様、都内ではスプレーによる落書き被害が続発している。

 落書き問題に詳しい東京都市大の小林茂雄教授によると、以前は公衆トイレや観光地などで問題となることが多かった落書きは、最近では都市部の高架下などの広いスペースにアルファベットのような文字をスプレーで吹き付けるタイプが目立つという。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ