PR

ライフ ライフ

近・現代の共鳴を楽しむ ポーラ美術館「シンコペーション」展

 印象派の巨匠、モネの名品「睡蓮(すいれん)」(1907年)と対になるのは、セレスト・ブルシエ=ムジュノ(仏、61年生まれ)の作品「クリナメン v.7」(2019年)。青いプールの水面を大小の白磁ボウルが漂い、あちこちでぶつかってはコーン、カーンと偶発的な音楽を奏で続ける。それはモネが長年追いかけた、刻一刻と変容する水面のきらめきにも通じるようだ。

 シンコペーションだけに、やはり「音」にまつわる作品が印象深い。

 同館は東洋陶磁も数多く所蔵しているが、それらに呼応する形でユニークな音の作品を展開するのがオリバー・ビア(英、1985年生まれ)だ。「悪魔たち」(2017年)は、約3千年前のアナトリア(現トルコ)の壺、コンゴの仮面、砲弾からティーポットまで、さまざまな「器」にマイクを差し込み、その内奥のかすかな反響音を増幅させたもので、やや不穏な響きがクセになる。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ