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【話の肖像画】マンガ家・永井豪(73)(5)自分のギャグに大笑い

 ギャグマンガはどれも、先のストーリーは考えていません。行き当たりばったりで、思いつくまま描いているんです。キャラクターを作りあげたら、それを転がしていくだけ。実は笑いを取ろうとか、笑いを作りだそうとは思っていないんです。自分が面白いと思って描いている。思い浮かんだギャグにゲラゲラ笑って、夜中とか夜明けに、笑いが止まらなくなったことが何度もあります。子供や登場人物になりきって、「こいつらバカだなあ」と思っていると、笑いが抑えられない。

 《翌43年には、戦国時代を舞台に、親を亡くしてもたくましく生きる少年を描いた「馬子っこきん太」(秋田書店「まんが王」)の連載が始まった》

 マンガ家は編集者の依頼があって成り立つ仕事です。子供雑誌からの依頼では読者の年齢層を考え、毎日どんな生活をしているのか、シミュレーションするわけです。親にたたき起こされて学校に行って、と思いめぐらせると、「勉強イヤだなあ」「いたずらしてやろう」という気持ちが出てくる。自分が思いついたことを、登場人物にやらせればいいわけです。

 《同年、少年ジャンプ(集英社)で「ハレンチ学園」の連載が始まった。ヒゲゴジラ、丸ゴシといった破天荒な教師たちと、山岸八十八(やそはち)と柳生十兵衛みつ子が率いる同級生たちが騒動を引き起こすコメディーだ。「ハレンチ学園」はのちのち、大人を巻き込んだ社会現象になった》

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