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立山信仰、写真でPR 富山県の遊園、撮影可能に

まんだら遊苑の「地界」エリアにある「精霊橋」=富山県立山町
まんだら遊苑の「地界」エリアにある「精霊橋」=富山県立山町

 富山県立山博物館が立山信仰の世界をモチーフにしたテーマパーク「まんだら遊苑」(立山町)のPRに乗り出している。「地獄」や「極楽」を再現する施設など独特な仕掛けは芸術作品として扱われてきたため、写真撮影が原則できず、会員制交流サイト(SNS)を活用できなかった。同博物館は入場者に投稿してもらうことを目指し、今春、撮影を全面的に許可した。

 まんだら遊苑は「地界」「陽の道」「天界」「闇の道」の4つのエリアに分かれている。

 地獄を表現する「地界」エリアにある「閻魔堂」は、赤い照明に照らされながら細い通路を進む。叫び声が鳴り響く壁など、お化け屋敷のようなオブジェが特徴だ。「精霊橋」は全長約47メートルで、金網越しに崖下の川が見える。

 一方、極楽を模した「天界」エリアでは母胎をイメージした巨大なドーム「天卵宮」が瞑想できるスポットとして人気があるという。「地獄、天国、輪廻(りんね)転生を体験型で味わえる」「めっちゃアートやん」と写真共有アプリ「インスタグラム」などに投稿されている。

 立山は古来、信仰の対象となり、地獄や極楽を絵で表現する「立山曼荼羅」が生まれた。まんだら遊苑は立山博物館の体験施設として、平成7年にオープンしたが、写真撮影は制作者の意向で認められておらず、一部を例外的に許可していた。

 立山観光は雄大な景色が望めるアルペンルートや黒部峡谷などが定番で、同博物館はこれまでコースから外れていた。県によると、アルペンルートは30年度に約98万人が訪れる一方、まんだら遊苑は29年度に約2万4千人となっていた。

 同博物館の担当者は「立山に行くまでに通り過ぎてしまう方が多く、知る人ぞ知る場所だった。信仰の歴史的背景を知れば、さらに立山観光の魅力が増す」と力説している。入場料は400円。

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