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奈良時代の暮らし、経済で読み解く展示

資料をもとに再現した奈良時代の露店=奈良市
資料をもとに再現した奈良時代の露店=奈良市

 奈良時代の暮らしを経済から読み解く特別展「平城京の市と商売」が、奈良市大安寺西の市埋蔵文化財調査センターで開かれている。平城京における経済活動をテーマにした展示は初めてといい、解説パネルで当時の暮らしを想像できる構成となっている。10月11日まで。

 和銅元(708)年に発行された「和同開珎(わどうかいちん)」の流通により、お金で物を買う「貨幣経済」が奈良時代に始まったとされる。同センターによると、平城京には「東市(ひがしのいち)」と「西市(にしのいち)」の2つの公設市場が置かれ、許可を得た市民が露店を開き、誰でも自由に出入りして商品を購入できたという。

 特別展では、平城京跡などから出土した土器や農具のほか、酒や塩の量り売りに使われたとみられる重りや器など約530点を展示。正倉院文書の東・西市での購入記録をもとに当時の露店を再現したコーナーや、粗悪品から高級品までさまざまな土器を見学できる展示もある。

 館の入り口では、和同開珎の実物などを拓本して作った紙の貨幣が配布され、気に入った展示に投票できる。同センターの三好美穂所長は「奈良時代の町人の気分になって、想像しながら展示を見てほしい」と話している。

 入場無料。開館は午前9時~午後5時。問い合わせは同センター(0742・33・1821)まで。

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