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【編集者のおすすめ】『一神教が戦争を起こす理由』関野通夫著 国際社会を生き抜く知恵

『一神教が戦争を起こす理由』関野通夫著
『一神教が戦争を起こす理由』関野通夫著

 戦後74年が経過した現在も、先の大戦は「世界征服をもくろんだ日本による侵略戦争」という歴史観が根強くありますが、これは、戦勝国側による一方的な見方でしかありません。このほか、いわゆる「慰安婦問題」「南京大虐殺」なども同根であると、関野通夫氏は喝破します。

 関野氏は大手自動車メーカーに勤務、海外支社長、現地法人代表などを歴任。豊富な国際経験を通じて導き出したのが、「世界の文明国はほとんど一神教。多神教である日本の考え方は国際社会で異端」という結論です。

 一神教は一つの神を頂点とし、それ以外の神(考え方)を認めません。だから「謝ったら負け」と考え、宗教観の違いで戦争すら起こすこともあります。一方、多神教は、あらゆるものに神性を認め、その価値観を受け入れるため宗教を理由に戦争を起こすことはありません。その代わり、ともすれば相手の言いなりにもなってしまうのです。

 本書では、大戦の真実を「文明の対立」に求め、世界史をさかのぼって一神教がこれまでどのように戦争を引き起こしてきたか、なぜ多神教が日本以外でほぼ廃れていったのかを、多数の文献をひもとき、考察しています。

 その上で、海軍中将だった氏の祖父による開戦前の手記から、当時、日本が望んでいなかったにもかかわらず、ルーズベルト大統領によって対米戦争に追い込まれていく状況を読み取っていきます。本書は「比較文化論」ですが、国際社会を生き抜くための知恵も教えてくれるのです。(ハート出版・1600円+税)

 ハート出版編集部・西山世司彦

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