PR

ライフ ライフ

ご近所の家事をお手伝い「ふたばサービス」 助けられた分、自分も

利用者の自宅を訪ねて、掃除や洗濯、庭木の水やりなどの家事をこなす枝光由希恵さん(左)=東京都千代田区(納冨康撮影)
利用者の自宅を訪ねて、掃除や洗濯、庭木の水やりなどの家事をこなす枝光由希恵さん(左)=東京都千代田区(納冨康撮影)

 「裏の工事の影響で砂が飛んできていますね」

 東京都千代田区の男性(78)宅で、同区社会福祉協議会の家事支援事業「ふたばサービス」の支援会員、枝光由希恵さん(44)が床を雑巾で拭きながら男性に話し掛けた。枝光さんは週1回男性宅を訪問し、掃除や洗濯、庭木の水やりなどの家事を約2時間こなす。男性宅に通うようになって5年あまり、すっかり手慣れたものだ。

 「心筋梗塞と脳梗塞をやって歩くのも大変になった。枝光さんには本当にお世話になっている」と男性は感謝の言葉を口にした。

◆心強い地域の存在

 ふたばサービスは、社協が区内の高齢者や妊婦などから家事のサポートや通院の付き添いなどの依頼を受け、支援会員に行ってもらう助け合い事業だ。利用者は1時間につき1300円を支払い、そのうち1200円が支援会員に活動費として支払われる。社協の染井達也さんは「活動は年3500件ほど。最近は食事の支度など調理の依頼が増えている」と語る。枝光さんも、男性の他に高齢者数人の家事をサポートしている。

 「子供が小学生になってそろそろ仕事をしたいと思ったんですが、子供の体調や都合で仕事を休む必要が出てくるかも。迷っていたときに、社協のことを思い出したんです」

 社協との出合いはその子供がまだおなかの中にいたときに遡(さかのぼ)る。枝光さんと夫はともに地方出身。近くに頼れる親類もおらず、子育て中に助けになるものはないか区報で探していたところ、社協の仲介で子育ての手伝いをしてほしい人と手伝いをしてくれる人がつながる子育て援助活動を見つけた。

 「幼稚園の送迎をお願いできたし、地域の児童館にも子育てを助けてくれる高齢の人のサークルがあった」。助けてくれる地域の人の存在が心強かった。子育てが一段落し「助けられた分、自分も助けになりたい」と社協の活動を調べ、高齢者の生活を支援するふたばサービスを見つけた。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ