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【令和をつくる】「防災意識のマンネリ化」警鐘 令和防災研究所理事長の青山やすしさん(75)

「防災意識のマンネリ化」に警鐘を鳴らす青山●(やすし=にんべんに分の刀を月に)氏=東京都千代田区(斎藤有美撮影)
「防災意識のマンネリ化」に警鐘を鳴らす青山●(やすし=にんべんに分の刀を月に)氏=東京都千代田区(斎藤有美撮影)
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 平成の30年間の災害対応を振り返り、今後の対策に生かしていこうと、新時代の名を冠した「令和防災研究所」(東京都千代田区)が5月に設立された。理事長を務めるのは、元都副知事で危機管理や防災に精通した明治大学名誉教授の青山●(やすし=にんべんに分の刀を月に)さん(75)。これから発生する可能性が大きい首都直下型地震や南海トラフ地震などにどう備えればいいのか。令和の東京が持つべき防災意識とは。(斎藤有美)

 --設立の経緯は

 「平成の30年間はとても災害が多かった。日本の災害対応の制度は、災害救助法と災害対策基本法の基本的な2つの法律がある。年々改正されているが、骨格は変わらない。これらの制度について先人の知恵はとても優れているが、生かされていない。私たちはこれを生かさないといけないと考える」

 --何が生かし切れていないのか

 「避難勧告さえ出なくて、大勢の犠牲者が出るというケースが相次いでいる。(平成25年の土石流災害で)伊豆大島で39人が犠牲になったが、その時は避難勧告すら出さなかった。未曾有の局地的豪雨が生じるという予報があったにもかかわらずだ。平成の災害史から教訓と反省をきちっと生かしていかないと。既存の発想ではなく、現代の災害、特に異常気象による被害に対して新たな発想が必要だ」

 --令和防災研究所はどのような研究活動をしていくのか

 「これからの災害対策を担う若手を集めた。今までとは違う発想の災害対策をやっていく。お金もスポンサーも何もない。場所と住所だけは防災士研修センターにパラサイト(寄生)している(笑)。それぞれ職業を持っている人たちがテレワーク(ネットなどを使い離れた場所で働く)して議論を行う。共通の問題意識を持った人が知見を共有する。これまでに1年以上勉強会を行ってきた」

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