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【書評】『現代美術茶話』海上雅臣著

『現代美術茶話』海上雅臣著
『現代美術茶話』海上雅臣著

 著者は孤高の前衛書家、井上有一(ゆういち)(1916~85年)の仕事を顕彰し、国際的な評価につなげた美術評論家。本書は美術愛好家のための会報誌に、30年以上にわたってつづった文章を編んだ。

 「割り切れない話」と題したある前衛芸術家の追悼文は、美術館への皮肉が込められる。生前、日本の美術館がまったく作品を買うことはなかったが、海外で人気が出ると外国人コレクターから高値で買い取ったことを指摘。「これは前衛美術の成功物語だろうか」と疑問を呈す。国際芸術祭、美術市場、展覧会評、美術館学芸員の仕事などを素直に書いた示唆に富む随想だ。(藤原書店・3000円+税)

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