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【変わる多国籍の街・新大久保】(3)新たに増えるネパール、ベトナム人

 一方、人材育成を目指す技能実習と留学が増加しているのがベトナムだ。

 来日11年目でベトナム国籍のグェン・チュン・タインさん(35)は、外国人専用の賃貸住宅の斡旋(あっせん)やモバイルサービスなどを行う会社で働く。ベトナムで日本の会社で働いていたことがきっかけで来日した。「日本は安全な国ですごく便利。ベトナムから日本に来たい人は多いので、架け橋になりたい」

 ベトナムで働いていた経験を生かし、在日ベトナム人向けのコミュニティーサイトなどを運営する韓国人の朴相範(パクサンボム)さん(46)は、情報が増えた一方で、誤った情報が広まることを懸念する。

 「在留資格のアルバイトの時間制限や学校の出席率などが、口コミだと間違っている場合もある。できるだけ正確な情報をベトナムの言葉で分かりやすく伝えていきたい」

 新大久保に外国人が多い理由の一つに、日本語学校の多さが挙げられる。昭和62年に開校し、もっとも古い歴史のある「カイ日本語スクール」には、40カ国以上の生徒約200人が通っている。

 同校は経験を学習に生かすコミュニティーベースドラーニング(CBL)を取り入れており、新大久保駅の多言語放送を作成したほか、3カ月に1度、大久保図書館で母国語と日本語の読み聞かせを行っている。

 代表の山本弘子さんは「本を選んだり、練習をしたり、子供をどうやって集めるかが体験になる。せっかく日本に来たのだから、教室を出た体験が学びになる」と話す。

 山本さんによると、学生の滞在期間は平均1年ほどで、「日本が好きで来日している学生に、できるだけ多くの経験をしてほしい」。仕事、生活、観光地であると同時に、新大久保は格好の学びの場でもあるのだ。(大渡美咲)

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