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羽根九段が碁聖獲得、8期ぶり栄冠 娘のプロ入りも刺激に

第44期碁聖戦五番勝負を制し、インタビューに応じる羽根直樹新碁聖
第44期碁聖戦五番勝負を制し、インタビューに応じる羽根直樹新碁聖
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 囲碁の第44期碁聖戦五番勝負(新聞囲碁連盟主催)の第5局が23日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、挑戦者の羽根直樹九段(43)が150手までで、初防衛を目指した許家元(きょ・かげん)碁聖(21)に白番中押し勝ちし、対戦成績3勝2敗で8期ぶりに碁聖を獲得した。タイトル獲得は通算26期になった。

 2連勝しながら2連敗で最終局にもつれこんだシリーズを「出来不出来があったが、最後に力を出せた」と振り返った羽根新碁聖は「久しぶりにこういう機会にめぐりあえ、よかった」と語った。

 20代の棋士がタイトル戦線をにぎわすなか、40代での七大タイトル獲得は平成28年に井山裕太名人(30)=現四冠=を、40歳だった高尾紳路九段が破って以来のこと。「年齢差は考えなかった。さすがにいま強い許碁聖だな、と感じながら打っていた」と年下のタイトル保持者の印象を口にした。

 羽根新碁聖は平成3年にプロ入り。同世代の張栩(ちょう・う)名人(39)、高尾紳路九段(42)、山下敬吾九段(40)とタイトルを争い「平成四天王」と呼ばれた。父は泰正九段(75)で今春、5人きょうだいの三女・彩夏初段(17)がプロ入りしている。

 日本棋院によると、3世代での現役棋士は史上初という。妻のしげ子初段(46)は「娘のプロ入りが決まったことで、直樹がより頑張るようになった」と話す。羽根新碁聖は「子供や弟子は、私がタイトル戦で戦っている姿を見たことがないので、今回は頑張りたいなと思った」と父、師匠として威厳を示せたことに満足げだった。

 囲碁界では許前碁聖ら若手を中心に、AI(人工知能)搭載ソフトを活用して研究するのが流行している。羽根新碁聖は「まったく使わない…というわけではないが、自分に合わないと感じた着手は参考にしない」と距離を置く。その上で、「“AIが示す手が正解”とばかり、序盤から答えを探すようにAIに頼るのはどうかと思う。囲碁は好きなところに打っていいよ-と子供たちには伝えていきたい」と話した。

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