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かゆい水虫に新たな診断法 着想から20年、福井大准教授の発見とは

紫の線がくっきりと現れ、白癬菌の陽性を示す試験紙(左)=福井県永平寺町
紫の線がくっきりと現れ、白癬菌の陽性を示す試験紙(左)=福井県永平寺町
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 今年も残暑が厳しい中、靴の中が蒸れると気になるのが水虫。そんな水虫の診断に役立つ新しい判別法が福井大医学部(福井県永平寺町)によって開発され、まもなく医療の現場に登場しようとしている。原因の白癬菌に感染していれば、試験紙に色が付いた線が現れ陽性を示す容易さが特長だ。着想から約20年。平成28(2016)年に体外診断薬として厚生労働省の認可を受けており、あとは保険適用が認められるのを待つばかりだ。(藤谷茂樹)

線がくっきり

 ゆっくりと試験紙に試液が染みこむと、紫の線がくっきり浮かび上がった。

 「この線が出ると、水虫が陽性ということです」

 こう話すのは、福井大医学部の法木左近准教授。「いしだ皮膚科クリニック」(福井県鯖江市)の石田久哉院長とともに、白癬菌の判別法について研究開発を重ねてきた。

 判別法に使われるのは「免疫クロマトグラフィー法」。インフルエンザの判定や妊娠検査薬にも使われる手法だ。

 患部から取った組織を浸す試液には白癬菌に反応する抗体が含まれる。白癬菌と結びついた抗体がとどまることで線が現れ、陽性と分かる。

 従来は顕微鏡で白癬菌の有無を調べるが、採取した患部組織は水酸化カリウムで角質を溶かす過程が必要だ。法木准教授は「この方法だけだと、爪の診断が難しい。目で変化が分かる新しい判別法は診断に役立つ」と説明する。

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