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真宗大谷派の暢顕門首退任へ 後継者の暢裕師が就任

現門首の大谷暢顕氏(真宗大谷派提供)
現門首の大谷暢顕氏(真宗大谷派提供)
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 真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)は21日、第25代門首の大谷暢顕(ちょうけん)師(89)が来年6月30日付で退任し、いとこで後継者の大谷暢裕(ちょうゆう)師(68)が26代門首として就任すると発表した。但馬弘宗務総長が会見し明らかにした。就任は来年7月1日付。

 暢顕門首は昨年7月、軽い脳梗塞で9月まで入院、その間、暢裕師が門首代行を務めていた。暢顕門首は11月には朝のお勤めの「晨朝(じんじょう)」などを中心に職務に復帰したが、体力的に負担がかかることが増えたとして、今年7月5日に宗務総長に退任の意向を伝え、8月20日の継承審議会で、来年6月30日付での退任を決定したという。

 暢顕門首の父、光暢(こうちょう)師が第24代法主(ほっす=当時)だった昭和44年に、大谷家と内局が対立するいわゆる「お東紛争」が勃発。以降も後継者争いなどをめぐり光暢師の長男、次男、4男が相次いで宗派を離脱し、残った3男の暢顕師が平成8年に第25代門首に就任した。

 同派では門首は僧侶と門徒の代表という象徴的な存在。鎌倉時代の宗祖、親鸞の子孫の男系男子が約750年にわたって世襲してきた。子供や子孫が不在の場合は、「最近親の血統の男子がこれを継承する」と内規で定めている。暢顕師には子供がおらず、この内規が適用され、暢裕師が26年4月に門首後継者に指名された。

 暢裕師は、光暢師の弟である暢慶(ちょうきょう)師の長男で、暢顕師にとってはいとこにあたる。京都市生まれだが、父、暢慶師の赴任に伴って1歳でブラジルに渡った。サンパウロ大物理学部博士課程卒で、ブラジル航空技術研究所勤務を経て、平成4年に40歳で得度、23年には門首の補佐役の「鍵役」に就任。現在、ブラジル国籍のままだという。

 真宗大谷派の所属寺院数は約8700、門徒数は約770万人。

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