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【変わる多国籍の街・新大久保】(1)商店街に流れる22カ国語の「ようこそ」

「新大久保フェス」で、さまざまな国の衣装の人々が盆踊りで一つの輪になった=4日、新宿区大久保
「新大久保フェス」で、さまざまな国の衣装の人々が盆踊りで一つの輪になった=4日、新宿区大久保
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 「月が出た出た 月が出た~ア~ヨイヨイ」

 真夏の日差しが照りつける8月の最初の日曜日、新大久保(東京都新宿区)で開催された「第1回新大久保フェス」の会場に、炭坑節の軽快なメロディーが鳴り響いた。

 新大久保の盆踊りはひと味違う。日本の浴衣、韓国のチマチョゴリ、ネパールのサリー、ベトナムのアオザイ。民族衣装が入り交じり、メロディーに合わせて自由に踊ったり、日本の女性が韓国の女性に踊り方を教えたりしている。さまざまな国の人たちが一つの輪になり、笑顔があふれる。

 「コリアンタウンのイメージが強いけれど、どんな国の人たちも受け入れるインターナショナルタウン。それが新大久保です」

 そう話すのは「新大久保商店街振興組合」の事務局長、武田一義さんだ。武田さんらは地元と先述の3国の店舗経営者を中心に平成29年9月、「新大久保商店街インターナショナル事業者交流会」を発足。「みんなが仲良くなり、街を盛り上げたい」と今年、初めての新大久保フェスを開催した。

 大久保通りに面するJR新大久保駅の出入り口を出て東側に向かう歩道は、まるでコンサートの帰り道のような人だかりだ。高架下を抜けるとハングルや「韓」の文字が連なる。

 新大久保は韓国語読みで「しのくぼ」とも呼ばれる。韓国カルチャーが集まり、韓国グルメやコスメなどを求める若者でにぎわう。ホットドッグの中にチーズを入れた「ハットグ」やタピオカなど、韓国や外国発祥の飲食店にはどの店も行列ができていた。

 「10年前に比べて若い女性客がだいぶ増えた。店舗を求める人が増えて足りない状況。家賃も3割ほど上がったね」と、不動産会社を経営する金沢尚基さん(70)は話す。

 駅の西側には、「イスラム横丁」と呼ばれる通りがあり、ネパールやベトナム、トルコなどの店が並ぶ。ハラルフードのショップなど、看板もさまざまな国の言葉で書かれている。

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