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【ビジネスパーソンの必読書】『麺の科学』『創発型責任経営』『大分断』

 雨続きから一転、連日の酷暑、そこに大型台風が襲来と、異常気象に振り回される日本。心身ともに悲鳴を上げている人も多いのでは? 読書が少しでも中和剤になればいいのだが。(情報工場「SERENDIP」編集部

裏技、試行錯誤も

 □『麺の科学』山田昌治著(ブルーバックス・1000円+税)

『麺の科学』
『麺の科学』
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 うどんやそうめん、そば、ラーメン、パスタといった、世界中の食文化に存在する「麺」にスポットを当て、その味や食感、香りがいかに生成されるのかを「食品の化学」で解き明かす。

 多くの麺類は、小麦を粉砕した「小麦粉」を練って作られる。小麦の野生種はもともと高原の砂漠地帯に生育していた。寒冷地や雨量の少ない厳しい環境でも育つために、小麦は世界中で栽培されるようになり、おのおのの環境や文化に合った加工が施され、多様な麺料理が生まれたのだ。

 砂漠育ちの小麦は、わずかな水分を吸収しやすい形状や化学組成になっている。小麦粉を練って水に漬け、温度を上げることで、デンプンがモチモチとした食感を、タンパク質が「コシ」を、脂質が香りを作り出す。小麦の品種や、小麦粉の練り方、温度などによって、食感やコシ、香りの違いが出る。

 著者が編み出した、茹(ゆ)で汁に重曹を加えて食感を改善するなどの、科学的根拠に基づく裏技も満載。いろいろな試行錯誤が面白い。

社会的責任とは

 □『創発型責任経営』國部克彦、西谷公孝、北田皓嗣、安藤光展著(日本経済新聞出版社・1800円+税)

『創発型責任経営』
『創発型責任経営』
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 企業が社会とつながる新しい手法とコンセプトである「創発型責任経営」について、先進事例とともに紹介。大企業を中心に行われているCSR(企業の社会的責任)を超えた実践的な手法として注目される。

 本書によればCSRの「R」にあたる「レスポンシビリティ(責任)」の本来の意味は「応答できること」。すなわち社会からの「これをすべきだ」「こうしてほしい」という有言・無言の呼びかけに対応できることを示す。その呼びかけは、例えば環境の保全であったり、貧困の救済だったりする。

 個々の社員が能動的、主体的にそうした呼びかけに気づき、考え、行動するのが創発型責任経営だ。

 タイヤメーカーのブリヂストンでは毎年自発的に社会貢献の活動をした社員のグループを表彰している。経営側は社員からアイデアや意見を吸い上げられ、社員にとってはモチベーションになる。結果、会社の持続的成長につながるのだ。

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