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【旅の達人・記者のイチオシ(下)】小舟でぐるっと松江城 意外な橋のくぐり方に…

船上からは、美しい石垣が眺められる=島根県松江市(吉国在撮影)
船上からは、美しい石垣が眺められる=島根県松江市(吉国在撮影)

 国宝・松江城の城下町として栄えた松江市。今も残る堀を小舟で巡ると、江戸時代の風情を残す街並みがいつもと違った目線から楽しめるという。帰りの電車まで時間があったので、JR松江駅から徒歩約15分の「カラコロ広場」から、水上散歩に出かけた。

 「ぐるっと松江 堀川めぐり」は、慶長16(1611)年に築城された当時の面影を残す内堀と外堀を、小舟で遊覧する。一周約4キロ、50分のコースだ。

 優美な姿を見せる城や武家屋敷が残る市の伝統美観指定地区「塩見縄手」を横目に、舟はゆったりと進む。水面には、並走して泳ぐカルガモの姿も。

 「危ないけん、頭下げてー」。船頭の声とともに、舟の屋根部分が動き始めた。堀に架かる17カ所の橋のうち4カ所は橋桁が低く、可動式の屋根を下げないと通れないのだ。乗客が一斉に上半身をかがめると、仲間意識が加わり自然と笑いが起きた。

 退職祝いに夫婦で訪れた神奈川県綾瀬市の岩織竹夫さん(62)は「舟から見る城下町の眺めは、風情があって、いい旅の思い出ができた」と笑顔を見せた。

 下船時には、船頭が出雲の方言で「ありがとう」を意味する「だんだん」と声をかけてくれ、こちらもにわかの出雲弁で謝意を表した。

 3つある乗船場では、途中下船も可能だ。そんな利点を生かして立ち寄り先として人気なのが、「松江堀川地ビール館」。ビールを製造する「島根ビール」(松江市)によると、地元の水を使って丁寧に仕上げ、濃い味わいと華やかな香りが特徴という。

 出張じゃなかったら…。後ろ髪を引かれる思いで、観光で再訪することを誓った。(吉国在)

 「ぐるっと松江 堀川めぐり」は午前9時~午後5時に20~30分間隔で運航。季節によって最終便の時刻は変更される。年中無休。1隻につき定員12人。料金は大人1500円、小学生800円。問い合わせは管理事務所(0852・27・0417)。

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