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【話の肖像画】ファーストリテイリング会長兼社長・柳井正(70)(5)ライバルで同志の孫氏

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ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長
ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長

 〈国内外の経営者との交流も深い。中国電子商取引(EC)大手のアリババグループのジャック・マー会長とは平成21年4月、ネット通販事業で提携した。売り上げ収益に占めるインターネット上での販売比率は、日本が7%なのに対し、中国圏は15%と高い〉

 マー会長はアリババのおかげでユニクロが大きくなったと思っているのではないでしょうか。僕は反対で、ユニクロのおかげで、アリババが大きくなったと思っている。直接そんな話はしていませんが、彼の表情からは見て取れます。

 〈ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長とは、「ずっとライバルで同志」と公言する。付き合いの始まりは孫氏が社内のパソコンをつなぎ、日次決算をやっていると聞き、孫氏を訪ねたことという。13年からはソフトバンク(現ソフトバンクグループ)の社外取締役を続ける〉

 彼ともデジタル化の話はします。でも、だいたい孫さんとは相反する。孫さんはAI(人工知能)が全てを解決できるという。でも、僕らはAIではなく、やっぱり問題を解決できるのは人間だという立場です。僕は反対意見を言うのが社外取締役の役割だと思っているので、まだ続いているのかな。

 〈柳井氏と孫氏は6年、ともに株式公開し、事業拡大を成功させてきたライバルでもある。米誌フォーブスが発表した今年の日本の長者番付では、柳井氏が28年以来となる首位に。昨年首位だった孫氏は2位となった〉

 いや、うれしいよね。孫さんは、「くそぉ」って思っているんじゃないかな。僕は孫さんをライバルだと思っていますが、孫さんが私をどう見ているかは分かりません。でも、彼も対抗心がありますからね。

 〈フリーマーケットアプリ大手のメルカリは、米国事業に挑戦中だ。会長兼最高経営責任者の山田進太郎氏とは今年、週刊東洋経済で対談した〉

 彼がどういう人物かなと、人に興味があった。立派な人だと思いました。メルカリの米国事業は、僕らには分からない。けれど、もっとやっぱり、国内で成功したことの延長線上ではないことを本格的に考えないといけないのではないかと思います。米国に行ったら、違う姿にするか、もしくは本当に今やっていることを研ぎ澄ましてやっていかないと。メルカリではユニクロ製品の中古品も人気だといわれますが、僕は知らないです。新品が売れなくなるので、やってもらいたくはないですけどね。

 〈衣料通販サイト「ゾゾタウン」を運営するZOZO(ゾゾ)の前沢友作社長は今年、「お年玉」として私財から100人に100万円ずつ配るとツイッターで表明するなど、社会の注目も集める〉

 彼は「ビジネスマン」だということですが、いろいろとやっていることを見聞きするところでは、「エンターテイナー」のように映ります。あまり話題にはしたくありませんね。(聞き手 吉村英輝)

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