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「命が続く限り」靖国神社、参拝者が静かに祈り

74回目の「終戦の日」。靖国神社には朝から多くの人が参拝に訪れた=15日午前、東京都千代田区(川口良介撮影)
74回目の「終戦の日」。靖国神社には朝から多くの人が参拝に訪れた=15日午前、東京都千代田区(川口良介撮影)

 令和最初の終戦の日を迎えた15日、先の大戦で亡くなった戦没者を慰めようと、靖国神社(東京都千代田区)には早朝から参拝者が訪れ、強い日差しの中、静かに祈りをささげた。

 「新しい時代を迎えたが、命が続く限り、体が動く限り、参拝したい」。昭和19年8月、台湾とフィリピンを隔てる海峡を航行中の輸送船が撃沈され、乗っていた兄が亡くなった鈴木きくさん(88)は胸中を明かした。

 10歳年上だった兄たちを慰霊しようと、折に触れて参拝してきた。「きょうだいも皆、年をとってきた。戦後を直接知らない若い人たちにも、慰霊の思いや歴史を知ってほしい」と力を込めた。

 都内の男性(84)はサイパン島で父が戦死。元日や終戦の日をはじめ、靖国神社をたびたび参拝している。「令状1枚で多くの若者が召集され戦地に散った。過去の教訓を糧にしっかり政治を進めてほしい」と語った。

 制服姿で訪れた男子高校生(17)は幼いころ、親に連れられてきたのをきっかけに参拝するようになった。「先の大戦について、議論があり、さまざまな考え方があるのは分かる。戦争の渦の中で亡くなった一人一人を静かに慰めたいという思いは皆、同じはずです」と話した。

 靖国神社の周辺は例年、デモ行進などが行われるため混乱が予想され、機動隊などが警戒した。神社内では暑さ対策のためミストシャワーが設置され、体調管理への注意が呼びかけられた。

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