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【100歳時代プロジェクト】「長寿化は憂鬱でなく恩恵」 「ライフシフト」著者 アンドリュー・スコット氏

介護休暇充実を

 そのためには、20代前半までにスキルを身につけ、社会に出てずっと働くという単一の教育システムについて疑問を呈したうえで、「余暇を、休息や娯楽の時間から、新たなスキルを身につける時間に充てることを薦めたい」。また、新たなステージへの移行のため、「有形の資産だけでなく、人脈など無形の資産づくりが大切になってくる」と語る。

 一方で、長い人生を経済的に乗り切るためには、資産運用の重要性が増し、投資詐欺などの被害を防ぐ観点からも、適切なアドバイザーの育成がこれまで以上に求められるという。

 日本に特徴的な問題として、スコット氏が指摘するのが、先進国の中でも出生率が低い点だ。「現在の40代を中心とした団塊の世代の子供たちは数がまだ多いが、孫の世代にあたる20代前後は少ない」としたうえで、その世代が働き盛りになるころには、曽祖父母世代までの面倒を、少ない兄弟で見るようなケースも多くなると指摘。

 これに対応するため、政府や企業に、育児休暇の重要性は意識しつつ、それ以上に「介護休暇を充実させることが社会の持続のため特に重要だ」と提言した。

【プロフィル】Andrew Scott 英ロンドン・ビジネススクール経済学教授。マクロ経済学と長寿について研究し、リンダ・グラットン氏との共著『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』(東洋経済新報社、2016年)は世界14の言語に翻訳、出版され、日本でも30万部を超えるベストセラーに。現在、英予算責任局諮問会議委員なども務める。

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