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小学生が六本木ヒルズに出勤 夏休みに仕事体験

森美術館の展覧会を見学する児童ら参加者=8日、港区の六本木ヒルズ
森美術館の展覧会を見学する児童ら参加者=8日、港区の六本木ヒルズ

 夏休みに入った小学生に職業体験などのワークショップを提供するプログラム「オープンキャンパス フォー ヒルズキッズ」が六本木ヒルズ(港区)で5~9日の5日間開かれた。共働き世帯の増加により、長期休暇中の子供の過ごし方に企業が関心を寄せる中、各社が特色を生かした「本物の体験」を提供した。

 六本木ヒルズ内の5社がプログラムに協力。入居企業で働く親を持つ小学4~6年生延べ約100人が親と一緒に“出勤”し、お昼を共にし、夕方までのプログラムを楽しんだ。

 森美術館では、開催されている「塩田千春展:魂がふるえる」を見学し、「どうして赤い色を使ったの」「目立つから」「どうして目立たせたかったの」-など、作品から沸き上がる疑問からより深く対話する「こども哲学」を実践。TMI総合法律事務所では弁護士の指導の下、模擬裁判を行い、裁判の仕組みや法律、正義の概念を考えた。スマートフォンによる決済サービスを提供するOrigamiでは新しい買い物の仕組みを提案し、未来の経済活動に思いをはせた。

 コンテンツ作成などに協力したクリエーティブ・コミュニティー、VIVITA(中央区)の穴山信一さんは「子供たちが自分で考えて発信し、それを面白がってもらえる経験を持って帰ってもらえれば」と話す。

 学童保育は小学3年生までが大半で、4年生以降の預け先に苦労する親も多い。主催した森ビルの田中亜矢子さんは「一般のワークショップは半日のものが多く、サマーキャンプなどの合宿は金銭的負担も生じることから、終日のワークショップは反響が大きかった」とし、複数日参加する子供も多かったという。

 多様な働き方が増える中、企業としても「長い子育ての期間に働き続けやすい環境を目指せるかが今後の課題」と田中さん。企業の最前線で働く人に触れることで、「親の日常や、いろんな仕事があることを知り、20年後の主役の子供たちの成長の種になってほしい」としている。

(鈴木美帆)

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