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【ロングセラーを読む】『青葉繁れる』井上ひさし著

 稔の仲間4人組の共通項は、モテない、落ちこぼれ。そして、美人芸者にあこがれていること。そんな彼らの前に、日本一の名門校・日比谷高からの転校生、俊介が登場。都会的センスにあふれるイケメン少年で映画や演劇にくわしい。仲良くなった5人は、“下心丸出し”で、マドンナ・若山ひろ子がいる県立二女との合同演劇をもくろむが…。

 実際の仙台一高も平成22年に共学化されるまで男子校だった。井上は新聞部で活躍。1級上の部長が俳優の菅原文太で、本作にはモデルらしき人物も登場する。マドンナは、県立二女出身の女優、若尾文子(あやこ)がモデルらしい。テレビドラマ、映画化もされ、映画(岡本喜八監督、昭和49年)で俊介を演じた若き日の草刈正雄のカッコ良さが忘れられない。(文春文庫 580円+税)

 喜多由浩

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