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【Happy! Kyoto Life】嵐山耐熱リレーマラソンのトホホな結末…

α-STATIONのDJ、マツモトアキノリさん
α-STATIONのDJ、マツモトアキノリさん

 「嵐山耐熱リレーマラソンに出てみない?。8月上旬の真夏に、42.195キロを1キロずつ襷(たすき)を繋(つな)いで走る大会やねん」と友人が誘ってきたとき、僕は心の中で「走るわけないやん!」と即答した。

 38度の猛暑日に、1キロ全力走×5~6回を(うちのチームは8名なので)、わざわざお金を払って走る(1人4000円)なんて正気の沙汰ではない。

 ただ、僕の気持ちは、大会キャッチーコピーを聞くや否や、翻った。

 「1年で1番、ビールが旨(うま)い日になる!」。

 飲んでやろうじゃないの!。最高のビールを。

 そして大会当日、僕は参加者の多さに驚いた。

 190チームのエントリーがあり、1チーム平均8人として1520人。今年は第6回目で年々増えているらしい。

 「なぜ?」という疑問を抱えたまま、レースが始まった。

 心臓が暴れ、脚の感覚が麻痺(まひ)し、汗が全身にまとわりつく。どれだけ苦しくても、自分の順番がやってくれば、疲労困憊(こんぱい)の体を鼓舞し、走らなければならない。

 頭から大量の水を浴び、渇ききった喉に水分を流し込む。余裕が無いので、チームメイトとの会話も上の空。

 会場の嵐山東公園を見下ろすように山々が嘲笑(あざわら)っているようにも見える。

 そんな満身創痍(そうい)の僕は、ふと大会パンフレットの表紙を見た。「真夏の厳しい暑さを仲間と協力しつつ、知恵を絞りながら一緒にゴールに向かう」。

 冷静に周囲を見ると…。声を枯らし応援する人、ミストシャワーでランナーに涼を届ける人、記録を測定する人、コースを整備する人、介護する人…。

 仲間と協力せず、知恵を絞らず、一人でゴールに向かっていたのは、僕だけだった。涙が溢(あふ)れた。

 最終ランナーと手を繋ぎ、8人全員でゴールテープを切る。記録は2時間48分。

 「やった!サブエガ達成や!」「あの~、サブエガって何ですか?」「エガちゃん(江頭2:50)が2時間50分だとして、それより速い記録のことやで」。

 さぁ! いよいよ最高のビールを飲む時間。

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