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【話の肖像画】バレエダンサー・熊川哲也(47)(8)「日本らしさ」新作に

 バタフライは、祖父から教わったサムライ的な崇高な誇りを最後まで守り続けます。舞台では、日本人としての矜持(きょうじ)を示す象徴的な懐刀が鍵になってくるでしょう。愛と裏切り、そして死という東洋の「ジゼル」(町娘と貴族の悲恋を描いたバレエの名作)のような雰囲気をお見せできたらと思います。

 〈完全なオリジナルによる全幕バレエとしては、「クレオパトラ」も手がけている。初演は平成29年10月で、紀元前のエジプトとローマを舞台にエジプト女王の波乱の一生を描いた大作だ〉

 「マダム・バタフライ」もそうですが、「クレオパトラ」も台本から音楽構成、振りつけ、舞台美術、衣装と、すべてをゼロからつくり上げた作品で、制作にはおよそ1年を要しました。開幕前日の記者会見で、「完璧とはどういうものかを皆さんにお見せしたい」と話していた。自分の芸術観や世界観をまるごと注ぎ込んだ集大成ともいえる作品です。

 〈「クレオパトラ」のタイトルロールを演じたのは、日本人離れしたプロポーションと技術を持つ世界的バレエダンサー、中村祥子。初日の幕が下りると、総立ちとなった満席の客席からは地鳴りのような拍手と「ブラボー」の喝采が響き渡った〉(聞き手 水沼啓子)

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