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【近ごろ都に流行るもの】「LGBT就職支援」 交流カフェや専門サイト 寄り添う支援活発化

 「当初はハイキャリア人材を求める外資系の大企業が多かったが、徐々に地方の街工場やレストランなどの中小企業も増えて、業種も多岐に渡っている。その結果、LGBTを理由に就活に挫折してしまった人などの受け皿が広がってきた」と星さん。

 自己肯定感が低く、受け身の求職者が多いため、応募だけでなく企業側からの「スカウト」機能も備えている。サイトに求人を出すには、同社のLGBT研修を受けることが条件。だが、面接を受けた利用者から実態の違いを指摘され、やむなく求人情報を外した会社もあった。

 「人事担当や管理職の理解だけでなく、会社全体で意識を共有しほしい」と星さん。そのうえで、「何かトラブルが起きてしまった場合、解決のために真摯(しんし)に動いてくれる姿勢が大切。セクハラやパワハラと同じで、そういう積み重ねから理解が根付いていくのだと思います」

 意外にも、サイトを利用する求職者の1割が「多様性のある職場で働きたい」という非当事者だ。理解者は確実に増えている。

 前出の交流会にも、筆者の他に2人の非当事者が参加していた。ジェンダーを学ぶ女子大生。「ノンケ」と称する年配男性は、「人の痛みが分かる、個性的で優秀な人が多いのに活用できないのは社会の損失。受け入れの仕組みが日本は遅れとるよ」と語った。

 カミングアウトをしない選択も尊重しなければならない。しかし、したくてもできない状態は、仮面を付け、人格の根幹を揺るがす秘密を抱え続けて生きること。その苦悩を想像することが、寄り添いの第一歩だと感じている。

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