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【話の肖像画】バレエダンサー・熊川哲也(47)(6)ロイヤルから外の世界へ

 10年もたつと、バレエ団の主要なレパートリーは経験していましたから、「ロイヤル・バレエの熊川哲也」でいる限りは、単なる過去の再生産にすぎないのではないか、さらなる跳躍を目指すのなら「バレエダンサー、熊川哲也」として未知の世界に立ち向かうべきではないか、という思いがありました。

 「メイド・イン・ロンドン」の公演が、次のステップをより意識させるようにもなっていました。この公演を始めるきっかけは、日本のあるバレエ公演にゲストで呼ばれたときの経験からです。

 公演前に来日したときにはすでに振りつけも、衣装も出来あがっていましたが、自分の目にはどれもあまり出来がよくありませんでした。改善をお願いしましたが、時間や予算の関係を理由にかないませんでした。

 しかしこの時の口惜しさがきっかけで、自分がベストと考える舞台を思い通りに創ってみたい、という欲求が沸々と湧いてきました。(聞き手 水沼啓子)=次回は4日掲載

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