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【話の肖像画】バレエダンサー・熊川哲也(47)(3)先生も手を焼く「悪ガキ」

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留学した英国ロイヤル・バレエ学校(アッパークラス)は世界五大歌劇場のひとつ「ロイヤル・オペラハウス」に隣接している
留学した英国ロイヤル・バレエ学校(アッパークラス)は世界五大歌劇場のひとつ「ロイヤル・オペラハウス」に隣接している

 〈英国ロイヤル・バレエ学校の授業は毎日午前9時から午後5時半まで続いた。科目はクラシックバレエの基礎、パ・ド・ドゥ(男女2人の踊り)、民族舞踊、パントマイム、演技、歌など多岐にわたった〉

 実は、学校に通うようになって最初に覚えた英語が「ノーティ」でした。先生方に「ノーティ・ボーイ」とよく言われるので、「ノーティ」の意味を不思議に思っていたら、ある時「日本語で『悪ガキ』『やんちゃ坊主』っていう意味だよ」と教えてくれました。

 15歳といえば思春期で、ちょうど反抗期と重なっていたからかもしれません。当時は何かと派手な服装で学校に通ったり、一時ピアスをしていたこともあります。バレエダンサーに歌のレッスンなんて必要ないだろうと授業をさぼったこともありますし、ホームステイ先の門限を破って遊んだ経験もありました。

 「先生、それは違うんじゃないか」と、レッスン中もよく先生方と衝突しましたね。2学年上のクラスに飛び級で入ったものの、他の生徒たちのレベルもそんなに高くないと思い、調子に乗っていたと思います。先生方の言うことを聞かず、勝手に自分のやりたいことだけをやってしまう、手が焼ける落ち着きのない生徒だったのではないかと思いますね。

 最初は「テツヤはまだ15歳で何もわからないから」と寛大にみていてくれた先生方を、「あとにも先にもテツヤ以上のノーティ・ボーイはいない」とついに怒らせてしまいました。

 〈「テツヤが態度を改めないなら、日本に帰します。本人によく言い聞かせてください」と“退学勧告”の手紙が札幌の実家に届いた〉

 祖父が電話をかけてきて、さすがに反省しましたね。それからは授業もしっかり受けるようになりました。

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