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【アポロを語る(6)】宇宙飛行士 大西卓哉さん 日本人も月面に立つべきだ

宇宙飛行士の大西卓哉さん=茨城県つくば市(草下健夫撮影)
宇宙飛行士の大西卓哉さん=茨城県つくば市(草下健夫撮影)

 --現役の宇宙飛行士としてアポロをどうみるか

 「全く違う時代の輝かしい栄光。宇宙飛行士は今と根本的に違い、未知の世界に飛び込む冒険家だった。今は現実的で、行くことではなく何をするかが問われる。僕らにも危険な仕事の意識はあるが、レベルが全然違うだろう。距離も全然違い、国際宇宙ステーション(ISS)だと地球につながっているような安心感がある」

 --自身への影響は

 「当時は生まれていなかった。学生時代に(事故に遭遇した宇宙飛行士が生還する)映画『アポロ13』に感銘を受け、母に『宇宙飛行士になる』と言った。宇宙飛行士を職業として初めて意識した。人生を変えた映画だ」

 --人類は半世紀近く月に行っていない

 「いったん歩みを止めたのは、仕方ないが残念。アポロで培ったさまざまな知見をふいにして、もったいない。技術は究極には人に宿るもので、文書や図面では伝えられない感覚的なことが数多くある。再び月に向かう話があるが、アポロを教訓に、もう歩みを止めてはいけない」

 --米国が国際協力で計画している月基地について、どう思うか

 「行くことではなく科学探査や、将来の火星飛行につなげる意義が強くなる。地球以外に行ってみたいから、行きたい。遠くに行くことは人類が本来持つ欲求で、これが文明を底上げしてきた。この欲求を失ったら、種としての衰退に向かう切り替わりになる」

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