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幻の名作「世阿弥」を上映 鹿島元会長が企画 神戸・湊川神社

上映された「世阿弥」。訪れた人を魅了した=神戸市中央区
上映された「世阿弥」。訪れた人を魅了した=神戸市中央区

 能の創始者、世阿弥(ぜあみ)の足跡をたどった幻の映画「世阿弥」の上映会が12日、神戸市中央区の湊川神社で行われた。40年以上前に制作された作品で、映像化された人間国宝の能楽師らが舞う舞台が観客を魅了した。

 同作品は、観世宗家とつながる元鹿島建設会長の鹿島守之助が企画。芦屋市出身の実業家、白洲次郎の妻で随筆家の正子が案内役となり、世阿弥の生涯を追想している。昭和49年の制作だが、広く上映されず、幻の名作とされている。

 上映会は東京から移築された能舞台がある神能殿で行われ、神戸女学院大の内田樹名誉教授が見どころを解説。作品では、人間国宝の梅若六郎(当時)らが演じる「井筒」などの舞台が映し出され、作曲家の黛俊郎の音楽が彩りを添える約1時間の幽玄な映像美に、会場を埋めた約400人の観客は見入っていた。

 神戸市中央区の会社役員、岡本和子さん(66)は「歌舞伎とはまた違う、能の奥深さを感じさせる作品。日本の歴史であり、記録として残すべき文化だと思った」と話した。

 14日にも上映会が行われる。午後2時からで観賞無料。問い合わせは湊川神社(078・371・0001)。

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