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「力不足だった」初防衛失敗の豊島前棋聖 ヒューリック杯棋聖戦第4局

第90期ヒューリック杯棋聖戦で防衛に失敗した豊島将之前棋聖=9日午後、新潟市の岩室温泉(植村光貴撮影)
第90期ヒューリック杯棋聖戦で防衛に失敗した豊島将之前棋聖=9日午後、新潟市の岩室温泉(植村光貴撮影)

 新潟市の岩室温泉「高島屋」で9日に行われた第90期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第4局。先手の豊島将之棋聖(29)=名人・王位=が午後7時27分、「負けました」と頭を下げ、渡辺明二冠(35)=棋王・王将=が新棋聖に決まった。

 後手・渡辺の2勝1敗で迎えた本局。渡辺は角換わりを拒否、「雁木(がんぎ)」を採用した。対する豊島は腰掛け銀・左美濃の急戦策。立会人の田中寅彦九段は「先手の攻勢、後手の守勢という将棋」。しかし、午前中に駒がぶつかる展開となり、混戦模様となった。

 豊島の57手目▲7三歩成の強気の手に渡辺は55分の長考で△8八銀と打ち込み、△8八飛成~△7九銀と先手玉に迫った。田中九段は「この△7九銀は渡辺さんが自らの攻めの邪魔駒になったのではないか」と話し、形勢は一時、豊島に傾いた。しかし、その後は難解な局面が続き、一進一退の攻防となった。豊島が1分将棋となった97手目で指した▲9五角に渡辺が△6八歩と攻めに転じ、先手玉に再び猛攻をかけた。

 その後、渡辺も1分将棋となり、渡辺の攻めを豊島が受ける指し手が続いた。最終盤になり、必死にしのぐ豊島に対し、渡辺は最後まで冷静な指し回しを見せ、棋聖初防衛を目指した豊島を投了に追い込んだ。

 豊島前棋聖の話「仕掛けた後、何かよくなる手順がないか考えたが分からず、時間がなくなった。最終局まで指したかったが、力不足だった」

 「棋譜再現」をクリックすると対局状況をご覧いただけます。

将棋 棋譜再現(Windows版のみ)

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