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「和」の装い、もっと自由に 着物リメーク手掛ける服飾デザイナー・山形千恵子さん

服飾デザイナーの山形千恵子さん。アトリエには自らがデザインした衣装が並ぶ=茨城県ひたちなか市中根(海老原由紀撮影)
服飾デザイナーの山形千恵子さん。アトリエには自らがデザインした衣装が並ぶ=茨城県ひたちなか市中根(海老原由紀撮影)

 タンスの肥やしになっている着物の色や柄を生かし、日常でも気軽に着ることができる衣装にリメークする服飾デザイナーがいる。茨城県ひたちなか市の山形千恵子さん(73)だ。海外生活を通じて再認識した着物の美しさを大切にしながらも、型にはまらない自由な「和」の装いを提唱している。本格的なショーを開く夢を描き、日本人がもっと「和」を意識してくれることを願う。

 茨城県日立市で呉服店を営む両親のもとに生まれ、着物に親しんで育った。著名デザイナーの桂由美を輩出した共立女子大家政学部を卒業後、国際結婚をして23歳のころにニュージーランドへ移り住んだ。

 自分が着る服を趣味で作り、日本人観光客の通訳やガイドをして暮らす中で、海外からの視点で日本の文化をとらえるようになる。とりわけ着物をいとおしく感じるようになった。

 「もっと楽しめる着方があれば着物は“長生き”する。デザインで着物の良さを伝えることができれば…」

 着物をアレンジする発想がふくらんでいき、離婚を機に23年間の海外生活にピリオドを打って日本に戻った。

 着物らしさを残してデザインし、型紙を使わず手縫いで衣装を作り上げる-。自身の活動に賛同する仲間らと国内外で300回を超えるショーを開いては、作品を披露してきた。今はリメークの指導もしている。

 「着物と違ってアクセサリーも付けられるし、ハイヒールも履ける。『和』を頭に置きつつ、実用性と美を融和させて作ることを意識している」

 ショーの名前などに冠している「サンバ」という言葉は、南米の踊りと助産師の旧称をかけている。着物に再び「命」を与えたいという思いからだ。

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