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13歳の上野梨紗初段、初勝利またもお預け

第23期女流棋聖戦の予選に出場した13歳の上野梨紗初段(右)は、新海洋子五段に敗れ初勝利はお預けに
第23期女流棋聖戦の予選に出場した13歳の上野梨紗初段(右)は、新海洋子五段に敗れ初勝利はお預けに

 史上3番目の若さでプロ入りした囲碁の上野梨紗初段(13)が8日、東京都千代田区の日本棋院で行われた第23期女流棋聖戦の予選に出場し、黒番の新海洋子(ひろこ)五段(61)に中押しで敗れ、公式戦初勝利はお預けになった。上野初段は5月20日に、男女の区分がない第29期竜星戦の予選に登場し、泉谷英雄八段(49)に敗れており、この日がデビュー2戦目だった。新海五段は女流最強戦2期優勝の実績がある42年目のベテラン。

 上野初段は対局後「(相手は)やっぱり強かった。序盤から(形勢は)ずっと悪かった。たくさん勝てるように頑張りたい」と話した。本棋戦は姉である上野愛咲美(あさみ)女流棋聖(17)がタイトルを保持しているが、敗退したことで来年の三番勝負での“姉妹対決”の可能性は消えた。

 上野初段は小学6年だった今年2月に、女流棋士特別採用試験で1位になり、12歳9カ月でのプロ入りを決めた。新設の英才特別採用推薦棋士制度により10歳0カ月でプロになった仲邑菫(なかむら・すみれ)初段、上野と同じ試験(平成22年)で11歳6カ月で入段した藤沢里菜女流名人(20)に続いて、囲碁の女流棋士では3番目の年少記録。

 今春デビュー組は順次、対局に登場している。大森らん初段(16)が4月22日の竜星戦で仲邑初段との同期対決を制したほか、福岡航太朗初段(13)が5月13日の同戦で酒井真樹八段(50)、福井正明九段(75)のベテラン男性棋士を連破している。森智咲(ちさき)初段(16)も勝利している。

 仲邑初段は8日午後に、大阪市の日本棋院関西総本部でプロ45年目の田中智恵子四段(67)との女流棋聖戦に臨み、公式戦初勝利を目指す。

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