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小林快次さん「恐竜まみれ」 「命懸け」の発掘現場と醍醐味

恐竜研究の魅力を語る小林快次・北大総合博物館教授
恐竜研究の魅力を語る小林快次・北大総合博物館教授
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 日本の恐竜研究史で最大の発見とされる全長約8メートルの大型恐竜「むかわ竜」(北海道むかわ町で発見)の全身骨格化石などが13日から東京・上野公園の国立科学博物館で初公開されるのを前に、発掘に携わった北大総合博物館の小林快次(よしつぐ)教授(47)が恐竜学者の日常を描いた『恐竜まみれ』(新潮社)を出版した。現場は常に命懸けだが、「発見の醍醐味(だいごみ)は何ものにも替えがたい」という。

 ファルコン・アイ(ハヤブサの目)-。広大な大地や砂漠で恐竜の骨を数多く発見することから、小林さんは海外の研究者の間でこんな異名を取る。

 「これまでに見つけた骨は数千、全身骨格も数十体はある。現場に行けば見つかりますよ」

 謙遜するが、発見数が多いのは間違いなさそうだ。その理由を尋ねると、「長身の欧米の学者に比べて、背が低いことでしょうか」。身長167センチの小林さんは、他の学者との身長差の分だけ地面に近く「その20~30センチの差が大きい」と話す。実際、地面にしゃがんで用を足す際に発見することもあるという。

 もう1つの理由は「ウオークマン」というニックネームを持つように、とにかく現場を歩くことだ。1日に歩く距離は数十キロに及ぶこともあり、「必ずここに恐竜化石はある」との信念を持ちながら、人が探していない空白地帯を行く。

 「探しても見つからないと、まだ目を通していない残された土地に化石が埋もれている確率は相対的に上がることになる。だからわくわくする」

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