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ごみ拾って奈良のシカ救おう 相次ぐ誤食防ぐ

 国の天然記念物「奈良のシカ」がポリ袋などを食べて衰弱死する例が相次いでいることから、奈良の鹿愛護会は10日、奈良公園一帯で清掃イベント「クリーンアップならディアパーク2019」を開く。

 昨年11月に死亡したシカの胃から大量のポリ袋が見つかったことを受け、同会は今年3月からシカの解剖を開始。これまでに14頭のうち9頭から異物が見つかり、最大で約4・3キロものポリ袋のかたまりが出てきたケースもあった。

 奈良公園では観光客の増加に伴い、2、3年前からごみのポイ捨てが増えているといい、同会職員は「パトロールをしたり、仕事の合間にごみを拾ったりしているが、とても追いつかない」とお手上げの様子。今年誕生した子ジカが公園デビューを飾る今月下旬までに、少しでもごみを減らそうと企画された。

 奈良公園を中心に、春日大社や興福寺などシカと観光客が接する周辺の寺社で清掃する。事前申し込み不要で、時間は午前10時から1時間半を予定。開始15分前から登大路園地北側で申し込みを受け付け、トングや軍手を貸し出す。同会はイベントに先立ち、日英中の3カ国語で「清掃活動実施中」と書いたのぼり旗を20本製作。観光客への啓発効果も狙う。

 同会の丸子理恵獣医師は「ポリ袋でシカの健康が害されていることが分かってきた。ごみを捨てないよう気をつけてもらいたい」と話している。

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