PR

ライフ ライフ

【商業捕鯨の灯、ふたたび】(中)クジラで地方が生き返る 安い鯨肉を食卓へ

31年ぶりに商業捕鯨が再開され、釧路港に水揚げされたクジラ=1日午後、北海道釧路市
31年ぶりに商業捕鯨が再開され、釧路港に水揚げされたクジラ=1日午後、北海道釧路市
その他の写真を見る(1/2枚)

 鯨捕りにとって31年ぶりの悲願達成を告げる船の汽笛が港に鳴り響いた。1日午前9時30分すぎ、北海道・釧路港。捕鯨船5隻が、海上保安庁の巡視船に見守られ、沖合に出て行った。

 出航に先立ち、行われた式典。反捕鯨国の海外メディアも多数取材する中、古式捕鯨発祥の和歌山県太地町出身で、日本小型捕鯨協会の貝良文会長があいさつに立ち、「商業捕鯨の再開は心が震えるほどうれしく感無量です」と述べた。

 続いてあいさつした水産庁の長谷成人長官の言葉には国際捕鯨委員会(IWC)を脱退した意義と日本の主張を認めようとしない反捕鯨国へのメッセージがこめられていた。

 「資源の利用が持続的である限り、各国の食文化が尊重されるべきとの当たり前に思える考え方にさえ、(IWCで)クジラの保護のみを求める国々からの歩み寄りはみられなかった」

■操業拠点を限定

 日本はクジラの資源管理を担う国際機関を見限った形だが、国際ルールに反した捕鯨を行うわけではない。IWCが認めた方法で算出した捕獲枠を独自に設定し、「この頭数なら100年継続しても資源に影響を与えない」(農林水産省)規模で操業を続ける。

 さらに、違法操業を取り締まるため、各拠点に捕獲数を調べる監視員を派遣する一方、衛星を利用した船舶位置情報を元に、捕鯨船が排他的経済水域(EEZ)内から出ることがないように監視するという。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ