PR

ライフ ライフ

【THE INTERVIEW】『がん免疫療法とは何か』 京都大高等研究院副院長・特別教授・本庶佑さん

 本庶さんは「研究した結果、これは駄目だったとなっても、広大な地図の中で、駄目だと分かったその視点は排除できるから、一歩前進なんだ。きちんとした研究に、無意味なものなんてない」と強調する。

 がん治療に新たな道を開き、ノーベル賞受賞につながるタンパク質「PD-1」の発見も、まったくの偶然だった。本著では発見とその働きの解明、新薬開発までの経緯を振り返っている。長い時間と根気のいる研究だったが、本庶さんは楽しそうに、こう話す。「情熱と論理的な思考があれば、誰にでもチャンスがある。大変楽しい」

 《生老病死(しょうろうびょうし)から人は逃れられず、人は皆これを背負って一生を歩み、願わくば天寿に至る》-本著では仏教における人間の「四苦(しく)(生、老、病、死)」にも触れながら、自身の生命観が語られる。

 本庶さんは「病気も運命として受け入れるべきだという考え方はあると思う」と口にする一方、「病気は防ぎうることなんだ。僕は科学者だから、防げるものは防ぎたい」と使命感をにじませる。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ