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【産経の本】『日本共産党の最新レトリック』筆坂秀世著 有権者をナメた「野党共闘」

筆坂秀世著「日本共産党の最新レトリック」(産経新聞出版)
筆坂秀世著「日本共産党の最新レトリック」(産経新聞出版)

 共産党の都合のよさは最近も目につく。先月は野党5党派が市民連合の要望に応える形で、憲法9条「改定」反対など左派色の強い政策要望書にサインした。これを共産党は参院選の「共通公約」と位置づけたが、国民民主党は「要望書を受け取ったことを示すためにサインしただけだ」と共通公約を否定。両党間の大きな温度差があらわとなった。

 本書の題名の理由は「レトリックは巧言や美辞麗句を指す。共産党の主張があまりにも都合よく、強引に理屈をこじつけたものが多いから」。かつて同党政策委員長を務めた著者は、そう断じる。

 同党は、指導部を真っ当な選挙で選ばないのに「党内民主主義」があるかのように装う。社会主義には未来の展望があるかのようにミスリードする。4月の統一地方選では大幅な議席減にもかかわらず、「わが党の訴えは有権者の共感を広げた」と自画自賛。こうしたレトリックの数々を著者は「救いようがない」とばっさり斬る。

 野党5党派は参院選で全国32の改選1人区全てで候補者を一本化するが、無所属候補の中には共産党所属の者もいる。政党隠しの「野党共闘」は有権者をナメている。参院選を前にぜひ読みたい一冊だ。(産経新聞出版・1300円+税)

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