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チバニアン 調査立ち入りの妨げ禁じる条例制定へ 市原市「研究に弊害」「市の責務果たす」

チバニアン命名を目指す「養老川流域田淵の地磁気逆転地層」(千葉県市原市提供)
チバニアン命名を目指す「養老川流域田淵の地磁気逆転地層」(千葉県市原市提供)

 千葉県市原市は24日、「チバニアン」(千葉時代)の年代名を目指す同市田淵の養老川沿いの崖面に痕跡が見られる国指定天然記念物で、約77万年前の地層「養老川流域田淵の地磁気逆転地層」(河川区域を含む約2万8500平方メートル)について、調査研究のための立ち入りを妨げてはならないとする罰則付き条例を制定すると発表した。

 反対者が地層に隣接した土地の賃借権を取得し、約77万~12万6千年前の地質年代の基準地条件である調査研究の自由な立ち入りが保証できなくなったことなどに対する措置という。

 条例案は、学術的な調査研究の試料採取を目的とした立ち入りを拒み、妨げてはならないとし、従わない場合は5万円以下の過料を科すとしている。条例案は9月市議会に提案される。

 チバニアン認定をめぐっては、国際学会が行う審査の4段階のうち、国立極地研究所などのチームが申請し2段階を通過した。9月が3次審査の申請期限となっている。

 基準地は調査研究のため自由に立ち入りできる必要があり、同市は民有地2万2500平方メートルを持つ地権者約30人と買収交渉を進め、1万310平方メートルをすでに購入している。しかし昨年7月、認定に反対する楡井(にれい)久茨城大名誉教授が155平方メートルを持つ地権者から10年間の賃借権を取得。立ち入りが保証できない状況になっていた。

 小出譲治市長は「管理団体と位置づけされている市の責務を果たす上で、弊害が生じている一番大切な調査研究に対応していかなければならない」と話している。

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