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【負けるもんか】いじめを乗り越えた弁護士、菅野朋子さん 「がまんしなくてもいいよ」

いじめから鬱・摂食障害に負けず、5度目の挑戦で司法試験に合格した経験を持つ、菅野朋子弁護士=21日、東京・大手町(寺河内美奈撮影)
いじめから鬱・摂食障害に負けず、5度目の挑戦で司法試験に合格した経験を持つ、菅野朋子弁護士=21日、東京・大手町(寺河内美奈撮影)

 あの学校の制服を街中で見かけると、弁護士の菅野朋子さん(48)は、当時の記憶がよみがえり、動悸(どうき)が止まらなくなる。

 「いじめ」が始まったのは小学校低学年だった。最初は体形をからかわれた。必死にダイエットし、6年のときに半年で5キロ落とした。「かわいくなった」。周囲の態度は一変し、いじめは一時収まったが、体形が変わる「食べる恐怖」に支配されてしまった。

 中学に入ると、靴や持ち物を隠されるようになり、3年時には仲の良い友人にも無視されるようになった。その輪は、あっという間に広まり、高校に上がる頃には全員が口をきいてくれなくなった。

 誰とも話すことなく黙々と授業を受け、弁当を広げる。登下校も1人だった。原因は思い当たらず「自分がおかしいのではないか」とさえ感じた。小・中・高とエスカレーター式で逃げ場もなかった。

 限界に達したのは高校1年。通学途中で足がすくんで動けなくなった。「もうダメ」「行かなきゃ」。葛藤したが、結局は街をさまよった。初めての無断欠席。帰宅後、やっと母に明かした。「ずっと学校で無視されているの」

■ ■ ■

 高校2年になると、摂食障害と鬱病で、ほとんど学校には行けなくなった。起きると、「また朝が来た」と絶望する。体が地面に引っ張られる感じで動けなかった。両親の勧めで自ら選んだ学校ではなく、「何で入学させたの」と母を責めた。結局、転校を余儀なくされた。

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