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【近ごろ都に流行るもの】「喫茶ランドリー」まちの活況“1階づくり”から

喫茶ランドリーを作った田中元子さんと大西正紀さん夫妻。奥の家事室に洗濯機が並ぶ=東京都墨田区
喫茶ランドリーを作った田中元子さんと大西正紀さん夫妻。奥の家事室に洗濯機が並ぶ=東京都墨田区
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 ビルやマンションで画一化するまちの景色、失われゆくコミュニティー。そんな現代の地域社会に一石を投じる「喫茶ランドリー」という店が東京都墨田区にある。飲食だけでなく家事室を共有するなど、多機能で柔軟な運営で子供からお年寄りまでの“私設公民館”となっている。作ったのは、まちづくりの本「マイパブリックとグランドレベル」(晶文社)著書の田中元子さん(43)と夫の大西正紀さん(41)。グランドレベル(1階)を自前で開かれた空間(マイパブリック)にすると、人もまちもいきいきと活気づく…。そんな実験への共感が全国に広がっている。(重松明子)

 大型洗濯機が回る家事室にランドセルの男の子が飛び込んできた。「おっ、お帰り」と、大西さんが声をかける。喫茶ランドリーで働く母親の子供だ。ゆるやかにつながった喫茶室ではおしゃべりに花を咲かせる女性、パソコンに向かって仕事をする男性…。さまざまな人たちが思い思いの時間を過ごしている。

 アイロンがけをしていた児玉優美さん(34)は、「家事も家の外でやると井戸端会議ができて楽しい。どこの病院がいいよとか、近所の情報交換もできる。ここができて暮らしが変わった」。

 昨年1月、かつて手袋問屋だった古いビルの1階(95平方メートル)にオープン。道路に面した入り口は開かれ、季節の花が来る人を迎える。内装はおしゃれだがレトロで温かな雰囲気だ。

 2日に1度は来ているというフリーランスの単身男性(36)は、「洗濯機を利用してコーヒー(450円、おかわり200円)を飲んで計900円くらいで半日いられる。カレーもおいしいですよ」。スタッフは全員近所の主婦で、手作りの軽食やスイーツが人気。4種のクラフトビール(500~600円)も飲める。

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