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空海の「満濃池」名勝指定 文化審

国内最大級のため池「満濃池」の風物詩「ゆる抜き」=香川県まんのう町
国内最大級のため池「満濃池」の風物詩「ゆる抜き」=香川県まんのう町

 国の文化審議会は21日、弘法大師空海が修復工事に関わった国内最大級のため池「満濃(まんのう)池」(香川県まんのう町)など3件を新たに名勝に指定し、保護するよう柴山昌彦文部科学相に答申した。戦国大名・真田氏ゆかりの岩櫃(いわびつ)城跡(群馬県東吾妻町)など8件を史跡にすることも求めた。年内にも答申通り告示される。

 満濃池は8世紀初めの築造。讃岐山脈を背景に広大な水面をたたえ、北岸は緩やかな曲線、南岸は入り組んだ峡谷を刻むなど、古くから景勝地として知られる。田植えシーズンに水門を開放する「ゆる抜き」は初夏の風物詩だ。

 岩櫃山の中腹に築かれた岩櫃城は、真田氏の拠点の一つ。堀や土塁を大規模に配置した防御性の高い構造で、上杉氏ら有力大名との攻防の舞台となった。保存状態も良く、江戸時代初期の廃城時の様子をとどめている。

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