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沖縄で慰霊の創作エイサー披露へ 大阪・枚方の盆踊りグループ

慰霊の創作エイサーの練習を行う「スターダスト河内」のメンバー=大阪府枚方市(恵守乾撮影)
慰霊の創作エイサーの練習を行う「スターダスト河内」のメンバー=大阪府枚方市(恵守乾撮影)

 河内音頭をはじめとする盆踊りの魅力を伝える大阪府枚方市のグループ「スターダスト河内」が、沖縄慰霊の日(23日)に合わせて沖縄県糸満市の平和祈念公園を訪れ、慰霊の踊りを披露する。20万人以上が犠牲になった沖縄戦の記憶を後世につなごうと、初めて企画した。「大阪の子供たちにも戦争の歴史を知ってほしい」。当日は小学生も参加し、現地での交流を通じて平和を誓い合う。

 「アーイヤ、イヤササー」。9日、枚方市南部生涯学習市民センターの多目的室で行われた練習。メンバー約10人のかけ声と太鼓の音が響き、嶋田ゆかり代表(53)も見守った。

 スターダスト河内は平成15年に結成。地域のつながりを強めようと、世代に関係なく楽しめる踊りとして盆踊りの普及に努めてきた。河内音頭の節のルーツとされる「交野節」が枚方市・交野市周辺を発祥の地とすることから、交野節の保存伝承も行っている。

 小学生から社会人まで、約40人が各地の盆踊りイベントなどに参加。江州(ごうしゅう)音頭(滋賀県)など、他の地域の盆踊りも習得して披露しており、各地の団体との交流を含めて盛んに活動している。

 エイサーは江戸時代に奥州出身の僧侶、袋中上人(たいちゅうしょうにん)が「琉球」に渡った際に伝えた念仏踊りが起源と考えられており、沖縄ではお盆の時期に慰霊のために踊られている。4~5年前からスターダスト河内でも練習するようになり、昨年秋の踊りの祭典「大阪メチャハピー祭」で大阪府知事賞を受賞したことが今回、慰霊の踊りを行う弾みになった。

 メンバーで嶋田さんの長男、研志郎さん(32)は、大学生のころに平和祈念公園を訪れた。戦没者の氏名を刻んだ石碑「平和の礎(いしじ)」の前で、案内してくれた現地の人が「沖縄戦では沖縄だけでなく全国の方々が命を落としたことを、内地の人たちも忘れないでほしい」と訴えた。「いつかはここで慰霊の踊りをしたい」と考えるようになったという。

 メンバー約30人が糸満市の沖縄平和祈念公園で22日に行われる沖縄全戦没者追悼式前夜祭に参加し、創作エイサーを披露。米兵を追悼するためのボレロや河内音頭も踊る。

 嶋田代表は「米国と日本が戦争をしていた歴史すら知らない子供もいる。犠牲となった方々を慰霊するとともに、先の大戦について知り、平和について考えてもらえれば」と話した。

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