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【がん電話相談から】多発性骨髄腫、抗がん剤がつらい

 Q 77歳の女性です。平成19年に胸骨付近に痛みが出たことから病院を受診し、多発性骨髄腫と診断されました。放射線治療実施後、長年抗がん剤治療を受けています。現在は、サリドマイドとデカドロンを内服していますが、倦怠感(けんたいかん)がひどくなってきました。病気の進行を調べるための血液検査の数値が今年4月には、IgGが1216、IgAが267、IgMが79といずれも正常値の範囲内でした。副作用もつらく、今の治療法を続けるべきか中止すべきか迷っています。

 A 治療の継続や中止についての明確な基準はありません。現在行っている治療と副作用との兼ね合いになります。今回の血液検査の結果をみると正常値ですので中止も選択肢だと思います。病気の進行を示すほかの指標についても主治医に尋ねてみてください。骨髄腫細胞が作り出す「Mタンパク」が消えていて、「フリーライトチェーン」と呼ばれる検査値が正常であれば、治療中止も可能ではないでしょうか。

 多発性骨髄腫は治療薬の種類も数多く、サリドマイドに似た薬には、レナリドミドやポマリドミドがあります。治療を中止して再開することになったとしても、このまま継続するとしても、年齢や副作用を考えて薬剤を選ぶことができるでしょう。

 Q 最近、腰痛がひどくなってきましたが、整形外科を受診しても原因がみつかりませんでした。多発性骨髄腫の影響なのでしょうか。

 A 多発性骨髄腫の症状のひとつには、骨が痛んだり、折れたりする、骨病変があります。腰痛が多発性骨髄腫の影響から起こっているとすると、腰骨に腫瘤(しゅりゅう)ができたり、骨が薄くなったりしている可能性があります。MRI(磁気共鳴画像装置)や陽電子放射断層撮影とコンピューター断層撮影が同時にできる「PET-CT」などの画像検査を受けてみるとよいでしょう。

 回答には、がん研有明病院の照井康仁血液腫瘍科部長が当たりました。カウンセラーによる「がん電話相談」(協力:がん研究会、アフラック、産経新聞社)は、03・5531・0110。月~木曜日(祝日は除く)午前11時~午後3時。相談が本欄に掲載されることがあります。

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