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【親子でわくわく かがく絵本】「しゃぼんだまと あそぼう」 身近な物で作ってみる

『しゃぼんだまとあそぼう』
『しゃぼんだまとあそぼう』

 「しゃぼんだま とばそう」「どんどん とばそう」「もっと おおきく」

 平成2年に福音館書店から刊行された『杉山きょうだいの しゃぼんだまと あそぼう』(杉山弘之・杉山輝行=文と構成、吉村則人=写真、平野恵理子=絵)は、れんこんやサンダル等、身近にある思いがけない物を使って生み出すしゃぼんだまの写真絵本です。様々(さまざま)な形や大きさ、幻想的な色に子供たちは目を見張り、自分もやってみたくなります。

 幼い子供たちは息を調整しながらストローを吹き、自分でしゃぼんだまを作れたことを喜びます。風に飛ぶしゃぼんだまを追いかけ、やがて壊れて消える様子を不思議がりました。高い所からしゃぼんだまを飛ばすのを面白がりました。

 年長の子供たちはしゃぼん液作りに関心を寄せ、せっけんを削り(100円均一のおろし器が便利です)、少しずつ水を加えながら液の濃さを調節しました。液を吹くストローの太さや先端の形にもこだわり、液が多く付着するようにしたり、絵本で紹介されていた身近な物で吹いてみたり。「これならどうかな?」と、ラップの芯など絵本にはなかった身近な用具を見つけていきました。

 絵本の巻末「しゃぼん液の作り方 上級用」では、せっけん膜の伸びをよくする材料があることに子供も大人も驚き、しゃぼんだま作りの奥深さを知りました。「砂糖は肉を柔らかくするんだって。ママが言ってたよ。しゃぼんだまも柔らかくなるのかな?」。子供の推理に、「そうなの? そうだったりして…」と妙に納得することも。絵本を通し、しゃぼんだまを探求する楽しさを子供も大人も味わっていきました。

 そのような心躍る経験は子供たちの新たなストーリーも創っていきました。「しゃぼんだまの中に入りたいねぇ」「空の高い所まで飛んで行けたらいいなぁ」「パチンと壊れたたら落っこちちゃうよ」。その後、しゃぼんだまのお話や絵本作りに発展していきました。(国立音楽大教授・同付属幼稚園長 林浩子)

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