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難病「筋ジス」テーマ 「こんな夜更けにバナナかよ」 主演・大泉洋さん

 タイトルになったのは、鹿野さんが「バナナが食べたい」と深夜、ボランティアにバナナを買いに行かせたエピソード。これについて、大泉さんは「これまで障害を持つ人がわがままをいうイメージはなかったし、初めはバナナぐらい我慢しろよ、と思った。でも、僕たちはどんな時間に起きてもバナナを食べられるが、鹿野さんは食べられない。動けないなら我慢したらいいという発想は違うと思うようになった」と振り返った。

 実は鹿野さんは薬の影響でカリウムが足りず、含有量が高いバナナを食べていたという事情もあった。もちろん、好き、というのが一番の理由だが…。

 大泉さんは、この映画を通じて、考え方を変えたという。

 「7歳の娘に、他人に迷惑をかけてはいけないと言ってきたが、人に迷惑をかけないことが、そこまで大事なことかと思うようになった。自分にできないことをお願いしてやってもらうのは、悪いことではない。それより、人から助けを求められたときにどうぞと、してあげられる人であってほしいと思うようになった」

 前田監督は「障害のあるマイノリティーの方に目を向けてほしいと思った。同じ人間であるということをわかってほしい」と映画への思いを語った。

 自らも患者の貝谷嘉洋・同協会理事は「一般の人が持つ『筋ジス患者は大変そう』という重いイメージを変えてくれた。当事者の私たちがみても、すかっとした。私たちにも夢がある。いろんな夢を与えていただければ」と話した。

■「わがまま」でなく豊かな社会へ

 筋ジストロフィーは遺伝子の変異で身体の筋肉が壊れやすく、筋力が次第に低下する難病。日本筋ジストロフィー協会によると、全国で推計約2万5400人の患者がいるとされ、根本的な治療法はまだ見つかっていない。

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