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【ビブリオエッセー】自分のために努力しよう 「いつかすべてが君の力になる」梶裕貴(河出書房新社)

 日本は「美少女戦士セーラームーン」や「進撃の巨人」「NARUTO-ナルト-」といった、多種多様なアニメ作品であふれかえっている。それらは日本国内のみならず海外でも多くの人々から愛され親しまれている。

 そんな日本のアニメ文化を支えるうえで重要なのは「声優」という職業だ。映像上の人物に命を吹き込む、なくてはならない存在である。『いつかすべてが君の力になる』は、その重要な役割をこなす、「進撃の巨人」などで有名な梶裕貴という人気声優の著作だ。

 彼が声優を志すようになったのは十四歳。今の私と同年代だ。この時点で彼との差を感じてしまった。中学三年生、進路を真剣に考えるべきなのに、まだ私は「進学さえできれば、あとは命があればそれで良いや。」なんて考えている。「今すぐではなくとも、彼のように明確な志を持てる自立した人間にならなくては!」と焦りを感じた。

 本文中に、努力をすれば夢をつかむための運は自然とくるとあった。私は努力が苦手だ。地道にコツコツ継続するのは性にあわない。だからこそ、彼の努力を続ける姿勢は本当にすばらしいと思った。成功するか分からない、先の見えない努力を続けるというのは誰でもできることではないだろうから。

 新人時代、ライバルの存在やその他たくさんの壁をのりこえてきた彼の言葉は説得力がある。まだ程遠いが、私も彼のように、自分のために日頃から努力を積んでいこうと思った。

 藤井寺市立第三中3年 寺田凜音(りおん) 15

 藤井寺市立第三中学特集の最終日です。3作品の最後は唯一の女の子でした。新鮮な感性に触れられた3日間でした。

 【ビブリオ・エッセー募集要項】本に関するエッセーを募集しています。応募作品のなかから、産経新聞スタッフが選定し、月~土曜日の夕刊1面に掲載しています。どうか「あなたの一冊」を教えてください。

 投稿はペンネーム可。600字程度で住所、氏名、年齢と電話番号を明記し、〒556-8661産経新聞「ビブリオエッセー」事務局まで。メールはbiblio@sankei.co.jp。題材となる本は流通している書籍に限り、絵本、漫画も含みます。採用の方のみ連絡、原稿は返却しません。二重投稿はお断りします。

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